Windows エラーコード “0xc1900101-0x30018” に悪戦苦闘
ノートPC『 Fujitsu AH52/D1』のSSDをNVMeタイプのものに交換したので、まっさらの状態から使用したくて、購入時の初期状態にすることにしました。
このノートPCの購入時OSはWindows10でしたので次の手順で進めることにしました。
①購入直後に作成した Windows 10 Home の【USB回復ドライブ】を利用して初期状態とする。
②次に Windows 11 にUpdate を行う。
③最新状態にしたWindows11の【USB回復ドライブ】を作成する。
しかし、Updateの途中でWindows エラー コード “0xc1900101-0x30018” が出て、4日間の悪戦苦闘が始まりました。
その忘備録です。
[1]USB回復ドライブからセットアップ
- 必要なデータのバックアップを行う。
- 購入直後に作成したUSB回復ドライブを使ってセットアップする。
Windows 10 Home Ver.1909 がインストールされ、購入時の状態に戻りました。
[2]Windows11へのアップデート
- Windows 11 インストール アシスタントを使ってUpdateを開始する。
- Windows 10 の Ver.1909 には対応していないと表示されて先に進めません。
調べてみると、Windows 11にアップグレードするには Windows 10 Ver.22H2 が必要とのこと。
[3]Windows 10 Ver.1909 から Windows10 Ver.22H2 へのUpdate を実行する。
しかし、完了寸前のところでエラー “0xc1900101-0x30018” が発生してUpdateができません。
▼原因がわからずハード的な不具合化かと思い、無線LANから有線LANに変更、SSD不具合を疑いドライブチェック、回復ドライブ用のUSBメディアを変更、などをして何度か再トライしましたが、同様のエラーが発生して先にすすめません。
一回のupdateにはかなりの時間がかかるので、ここまで来るのに3日を要しました。
▼推測でいろいろ行っても解決できないので、4日目はエラーコードの意味を理解して基本からやり直すことにしました。
[4]0xC1900101-0x30018 というエラーコードを調べると『ドライバーの影響によりアップデートに失敗した場合に出るエラーコード』とのことです。
ドライバーの影響といっても、そのドライバーを特定するために一つ一つ確認するのは、時間がかかりとてもできそうにありません。
[5]さらにWeb検索しみると、『失敗したときのログを参照してエラー原因となるドライバーを特定する方法』が紹介されていました。
確実そうだったのでトライしてみた結果、ようやく解決することができました。
解決できた方法は
[1]Windowsアップデートに失敗するとCドライブに “$Windows.~BT” というフォルダができ、この中にあるログを確認する。
<$Windows.~BT>¥Sources¥Rollback¥setupapi¥setupapi.dev.log
[2]メモ帳でこのログ “setupapi.dev.log” を開き、 “error” を検索した結果、次の6か所で error がありました。
・Realtek High Definition Audio
・Intel(R) Dynamic Platform and Thermal
Framework Manager
・Realtek 8822BE Wireless LAN 802.11ac
PCI-E NIC
・Intel(R) Management Engine Interface
・Intel(R) UHD Graphics 620
・Intel(R) PCI Express Root Port #10 - 9DB1
[3]上記のドライバーをディバイスマネジャーで探し、見つけることが出来たドライバーをアンインストールしました。
[4]再起動せずに、『Windows 10 2022 更新 Ver.22H2』 のUSBインストールメディアでアップデートしたところ、無事に『Windows10 Ver.22H2』にUpdateされました。
[5]続いて、Windows 11 へのUpdateを行い、Windows Updateや必要なソフトをインストールして完成です。
最後に、最新状態の【USB回復ドライブ】を作成して今回の作業を完了することが出来ました。
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