IC7300 / IC7600 / IC7100 用 外部キーパッドの自作

 IC7300のマニュアルにある『外部制御【外部キーパッド】』を参考にして、PTTUP/DOWN機能を追加した外部キーパッドを自作しました。

IC7300/IC7600の2台で利用できる外部キーパッド


【1】IC7300とIC7600を切換えて利用できる外部キーパッド


▼IC7300のマニュアルに記載の回路図(1)を参考に、PTTとUP/DOWNスイッチを加え、IC7600IC73002台で使用できるようにした回路図(2)です。

1)IC7300マニュアル記載のキーパッド回路図


(2)2台を切換えて使用できる外部キーパッド回路図


▼MICコネクタからは2芯シールド線で『ジャックJA/JB』までつなぎました。

③⑤⑥ピンを使用


ジャックの接続図

▼使用した部品

  • タクトスイッチ()7
  • 基板用小型6Pトグルスイッチ 2回路2接点
  • 基板取付用3.5mmステレオミニジャック 2
  • 3.5mmステレオミニプラグ L型  2
  • 片面ガラス・薄型ユニバーサル基板Cタイプ(72×48mm)
  • 抵抗類
  • トランシーバー側の8ピンMICコネクター 2


▼組み立て

基板取付用3.5mmステレオミニジャックの接続端子と、ユニバーサル基板の穴のピッチがずれているので加工をする必要があります。

あとは、部品配置を決めて、回路図を確認しながら、はんだ付けすればOKです。

IC7300とIC7600のMICコネクタに接続、動作テストをして、問題なければ完成です。

基板裏側の配線の様子


IC7300/IC7600用外部キーパッド

▼運用

CW運用で0.5KHz単位で周波数変更するなど、ちょっとした運用には重宝しています。

icomのMICコネクターが8ピンの機種であれば使用可能かと思います。


【2】IC7100用の外部キーパッド

MICコネクタにLANモジュラージャックが使用されているので、外部キーパットをもうひとつ自作しました。

  • IC7100のマニュアルに載っている回路図

    IC7100マニュアルに掲載の外部キーパッド回路図

  • MICコネクタの信号

    2番UP/DOWN、4番PTT、7番GNDを使用

  • IC7100専用のため切り替えスイッチを除き、上記IC7300用回路図と同様です
  • 今回は抵抗類を裏側に配置しました
  • MICコネクタへの結線は使わなくなったLANケーブルを使用しました
  • LANモジュールにはA/B2種類のタイプがあり、ストレート/クロスの結線があるのでピンの配線色を確認しながら接続コードを作ります
  • IC7100は本体とコントローラーの両方にMICコネクタがあります
    どちらに接続しても利用可能です

IC7100用外部キーパッド






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