WSJT-X Hamlibエラーに悩まされました
WSJT-XをVer.2.7.0にアップデートしたところ、 IC7600でQSO後、HAMLOGへデータ転送するたびに『Hamlibエラー』が出るようになりました。
その顛末の忘備録です。
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Hamlibエラー |
【Hamlibを変更】
パソコンの WSJT-Xフォルダー > binフォルダーにある “libhamlib-4.dll” を、Hamlib最新バージョン“hamlib-w64-4.6.2”のものに置き換える。
⇒ やはりエラーが出ます
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libhamlib-4.dllをHamlib Ver.4.6.2に変更 |
その後、設定などをいろいろとさわってみましたがすっきりしません。
▼解決
IC7600とパソコンは次の2系統で接続しています。
①IC7600のUSBポート信号をCOM5として認識させて、WSJT-Xで利用
②IC7600のリモートジャックのCV-I信号をCOM6として認識させて、HAMLOGで利用
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COMポート使用状況 |
運用時は、WSJT-XでQSO後、そのデータをJT-Linker経由でHAMLOGに転送しています。
良く考えてみると、
通常、WSJT-XのQSOデータはHAMLOGのLOG-[A]に転送されます。
IC7600もメイン機なので特に気にすることなくLOG-[A]を使用していました。
この接続設定だと、HAMLOG転送時にCOM5データとCOM6データが衝突している状態!! と気づきました。
【HAMLOG設定変更】
HAMLOG『使用データ』をIC7600はLOG-[B]に変更、
LOG-[A]の『リグ接続設定』を『非使用』に設定変更するとエラーは出なくなりました。
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データ衝突が今回の原因でした。
思い返してみると、
WSJT-X Ver.2.6.1やJTDX Ver.2.2.159でも、たまにエラーが出ることがあったのですが、頻度が少なくて気にしていませんでした。
バージョンアップで何らの改善があり、クリティカルな反応が出るようになったのかもしれません。
パソコンのCOMポートへ2系統接続すると、何かと便利に利用できるので気づくのが遅くなりました。
解決してスッキリ!!です。
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