昔作った 良く飛んだアンテナ<Antenna忘備録>
アンテナづくりに欠かせなかったハンドブックや測定器、良く飛んだアンテナなどの忘備録です。
[1]アンテナづくりに欠かせない『アンテナハンドブック』と『測定器』
▼アンテナハンドブック
アマチュア無線にのめり込んでいた頃に購入した本は10冊以上はあります。
なかでも、最初に購入した、『アンテナ・ハンドブック CQKK刊』1959(昭和34)年初版発行/1965(昭和40)年 改訂6版は、隅から隅まで読みつくし、記事を参考にしてアンテナを自作する日々を送っていました。
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『アンテナ・ハンドブック CQKK刊』 1965(昭和40)年 改訂6版 |
▼測定器
- デップメーター <1968年>にはじめて購入した測定器
三田無線のデリカ「DELICA HAMBAND Dip Meter」です。
真空管(6AK5)式で、1.3MHz~150MHzを5バンドでカバーしています。
アンテナの同調点(デップ点)を見つけ、エレメントの長さ調整に活躍しました。
50数年経過した今も正常に動作しています。
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三田無線『DELICA HAMBAND Dip Meter』 |
- アンテナアナライザー <1994年>に購入した『MFJ-259』です。
SWRとインピーダンスを知ることができ、アンテナづくりには欠かせない測定器でした。
今も正常に動作中で、バラン作成などにも役立っています。
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アンテナアナライザー 『MFJ-259』 |
- 電界強度計
もう手元にはなく、写真も残っていないが、ビームアンテナのリフレクターやラジエーターの長さを少しずつ変えて、電界強度最大点に調整して、利得アップに役立ちました。
フロント~サイド~バックの電界強度を計り、数値を円グラフにしてその性能を知ることで満足していました。
[2]手軽、安価、材料入手が容易の3拍子揃って、良く飛んだアンテナ
▶21MHz 銅線使用2エレ垂直八木
1/2λ垂直ダイポールにリフレクターを取り付けたとても簡単な造りのアンテナです。
材料は竹棒と銅線です。
指向性があり、DX局が聞こえるとその度に外へ出て、梯子を上りアンテナを手で回していました。
ビームアンテナもどきですが、21MHzのDX交信を楽しむことが出来ました。
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銅線と竹で作った21MHzの2エレ八木 |
- 18MHz デルタループ
デルタループV字部分のエレメントはDIYショップで購入したアルミパイプを使用し、上部を銅線でつないだだけです。
全周約16mなので、V字部アルミを各5m、上部の銅線を約6mにして、銅線の長さを調整して同調させました。
給電部のインピーダンスは約200Ωなので『4:1平衡バラン(FT114#43を2個使用)』を作成して取付け、50Ω同軸ケーブルで給電できるようにしました。
SWR値は1.3でした。
WARCバンドの18/24MHzが解放されて数年経過した1994年に作成しましたが、まだQRVしているJA局は少なく、DX局をコールするとおおむね一発で返答がありました。
軽量で風にも強く、1エレだが18MHzのDX交信を存分に楽しませてくれたループアンテナでした。
ループアンテナの写真は見つかりませんでしたが、バランは部品箱に残っていました。
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4:1平衡バラン フェライトコアFT114-#43を2個使用 |
[3]現在<2025年>までに使ったアンテナ
太字は自作![]() |
21MHz 3エレ八木アンテナ |
- 21MHz L型短縮型 メーカー製(アパマン時代)
- 28MHz L型短縮型 メーカー製(アパマン時代)
- 144/430MHz 2バンドグランドプレーン メーカー製(アパマン時代)
- 21/28MHz 2バンド4エレ八木 メーカー製(クリエートデザイン)
- 7MHz エレメント折り返し式デルタループ(園芸用アルミ線利用)
- 3.5MHz バーチカル(ローディングコイル入り)
- 144MHz 5エレ八木 メーカー製(衛星通信アップリンク用)
- 430MHz 8エレループ(衛星通信ダウンリンク用)
- 7/18/24MHz 3バンドダイポール メーカー製
- 10MHz ツエップ メーカー製
- HF(7/10/14/18/21/24/28MHz)バーチカル メーカー製<cushcraft R-7>
- 18MHz デルタループ
- 28MHz 1/2λノンラジアルGP メーカー製<cushcraft
AR-10>
- icom AH-2/AH-3利用のロングワイヤー
- 29MHz FM モービル用ヘリカル(モービル時代)
- 144/430MHz モービルポイップ メーカー製(モービル時代)
- 7~28MHz HF帯用モービルホイップ メーカー製(モービル時代)
- icom AH-4利用のロングワイヤー(再開局時)
- icom AH-730 + AR-10エレメント利用の垂直型ロングワイヤー(現在)
- icom AH-730 + 逆L型ロングワイヤー(現在)
- 144/430MHz 2バンド2エレ八木 メーカー製(現在)
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