ネックスピーカーのリチウムイオン電池交換
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ネックスピーカーの充電池交換 |
テレビ音声用に愛用していたネックスピーカー『シャープ AN-SS2(Red)』が、充電してもすぐにバッテリー切れになるので同型(White)を再購入しました。
AN-SS2(左:再購入White、 右:充電池交換後Red) |
後継機が発売されていますが、このAN-SS2にセットされているBluetooth送信機には光デジタルとミニプラグの両入力端子があります。
テレビとの相性なのか、光デジタル接続のほうがネックスピーカーから出る音量が大きく安定しているので旧型を探して購入しました。
AN-SS2付属のBluetooth送信機 (光デジタル接続ができる) |
充電池切れのネックスピーカー(Red)を破棄するのはもったいないので充電池を交換しました。
その顛末です。
注意!!
充電池にはリチュウムイオン電池が使用されています。
リチウムイオン電池は、発火等の危険があるので取り扱いには細心の注意が必要です。また、取り外したリチウムイオン電池は、自治体等のルールを確認して処分する必要があります。
今回取り外したリチウムイオン電池は、近隣の家電量販店にてリサイクル回収をしていただきました。
交換後の充電は目視可能な時間・場所で行っています。
【分解する】
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リチウムイオン(ポリマー)電池は左右にある |
- ネックスピーカーに内側にある小さなゴムカバーを外すとネジが見えるので小ドライバーで外す
- カバーを外すと基盤が見え、その下にリチウムイオン(ポリマー)電池が収納されています
配線を切断しないように慎重に取り出す - リチウムイオン電池は左右に収納されているので反対側も同様に作業する
【交換品を探す】
左右に収納されていたリチュウムイオン電池はポリマータイプのもので、
型番:AEC551140 210mAh 3.7V(Sharp Corporation)でした。
型番からもわかるように幅11mm、長さ40mmの細長い形状です。
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AEC551140(Sharp Corporation) |
WEB検索してみると同型のもの(Sharpの明記無し)が海外サイトにはありましたが、納期がかなり必要でしたので国内で代替品を探しました。
しかし、細くて40mm程度の長さのものは見つかりません。
仕方がないので外付けすることにして、型番:402035 250mAh 3.7V、幅20mm、長さ35mmを使用することにしました。
容量の大きいものも考えましたが、回路的な安全を考慮してほぼ同型を選びました。
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型番:402035 |
▼ここからは自己責任です
先にも記載しましたが、リチウムイオン(ポリマー)電池は取り扱いを間違うと非常に危険です。取り外し、取付、リード線のプラス・マイナスのショート、リチウムイオン電池の圧迫や損傷、充電中にその場を離れないなど、取り扱いには十分な注意が必要です。
【交換作業】
- 元のリチウムイオン電池を取り外す
リード線のプラスとマイナスがショートしないように別々に切断します - 取り外した電池のプラス・マイナスのリード線はショートしないようテープで保護
作業に熱中してうっかりさわってショートさせないように注意です - 新しく取り付ける電池のリード線を通す穴(1㎜穴2個を左右に計4個)をケースにあけ、リード線の半田付け
プラス・マイナスがショートしないよう慎重に作業して、接続部を絶縁テープなどで保護します - 電源スイッチをオンにして動作確認
- 元通りに組み立て
外付け電池は両面テープでケースに貼り付けました
【使用開始 数日後に問題発生】
数日して、電源スイッチを強く押しても電源オンにならないケースが頻発するようになりました。
再度分解して、あれこれ触って、最終的に分かったのは、
『基板下の充電池が無くなり空間が出来、電源スイッチを押すと基板がしなって下がり、オンできない』ことが原因でした。
対策として、基板下の空間に小さな木片を入れて支え、スイッチ押しても基盤が下がらないようにしました。 その後は正常に動作するようになりました。
小さい部品はとても微妙ですね。
また、首にかけたり、取り外すときにテンションがかかり、上部の左右のつなぎ目にひび割れができていましたので、テープを巻き補強したうえで、赤布カバーを貼り付けました。
ついでにリチウムイオン電池にも赤布カバーを貼り付けました。無骨感が少し和らいだかな?
赤のフェルトでカバー |
最終的な重さは、元のカタログ値が88グラム、充電池を外付け後は93グラムとなりこれまでと大差ない使用感です。
交換後、数か月が経過しましたが、快適に使用中です。
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